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人生に付き合ってみる、ということ。

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    瀧本です。
    今日は朝からこんな出会いがありました。
    …………
    「なぜ、思うように進まないことばかりが
    人生に起こるのですか?なぜ……」


    60代の女性。今朝のことだ。






    昨日は6キロ走り、今朝も5キロ走ろうと
    アプリを作動させ、4時半にスタートした。


    2キロほど走ったあたりで
    ヨガで息を整えようと公園に寄った。


    そこのベンチにこの女性がいたのだ。


    夜明け前の公園に人がいることは珍しくないが
    今朝はとても驚いた。
    なぜなら彼女は顔を両手でおおいながら
    嗚咽のような声をだして泣いていたからだ。


    朝の4時台に、公園で。




    私は人の相談にのるとき、
    相手の身なりから状況を推測するクセがある。


    人は思い詰めている時、荷物が小さい。
    無意識だろうが、
    服装はよく着古したものを選ぶ。


    これを心理学でどういうのかは知らないけれど
    長年の経験からそう思っている。




    個人的なことだが、私は人と会う予定がない時、
    比較的ずっと家にいるが、
    家の中で着る服装に気を配る。




    人と会うために出かける時よりも
    家の中にいる時の方が
    どちらかというとお洒落をしている。


    「家の中というのは
    最も自分らしくいれる場所。
    気に入った洋服を着せてあげて
    気に入った音楽を聴かせてあげて
    気に入ったお茶を飲ませてあげる。
    だから私は家の中で過ごす時、
    1日に何度も服を着替えるの」



    これは世界的デザイナーの
    モリハナエさんから学んだ言葉で、
    この価値観はすぐに「私の生き方」に採用された。

    服を着替えたりすると、心が停滞しないことが
    よくわかった。
    思い詰めたとき、服装が着古したものになるのは
    こういう心理の反作用のように思う。


    美術大学を出ている私は意外にも裁縫が得意。
    昨日は夜に2着の服を作った。




    話を60代の女性へ。




    ヨレた服装と、財布を手掴みで持っていた。




    「おはようございます。
    教えてあげましょうか?ヨガ。
    気持ちいいですよ。」




    ハッと顔を上げたかと思うと
    私の右手を両手で掴んできた。
    想定内だったけれど、流石に私も次の流れを
    どう運ぶか頭を回転させた。


    (私から手を外すことはやめておこう)


    気がすむまで任せておくとして
    「逆らわないで付き合ってみたらいいと思います」
    という言葉を会話の誘い水にした。




    「あんな酷い姑に付き合うの?
    これ以上、もう介護はできない……」




    事情が見えた。




    5キロを目標に出てきたが変更しようと決めた。


    携帯だけを持ってきていた私は
    お願いをしてみた。
    「あの。
    コーヒーを買ってもらえませんか?」


    目の前にある自販機で快く買ってくれ
    手渡してくれた。


    私は飲みながら過分なまでに言った。
    「とても美味しいです。
    買って下さって本当にありがとうございます。
    お陰様で最高のモーニングコーヒー!
    本当に美味しい!幸せだなぁ」


    彼女はとても驚いた様子。


    コーヒーを買ってもらったのは
    人生には素朴な幸せが「ある」ことを
    表現するのが私の狙いたった。




    そこから30分ほど話し込んで庵へ連れてきた。




    人生には「四住期」があることを伝えた。


    1.学生期
    学びたいことを真剣に学び取る時期


    2.家住期
    家庭を中心に生きる時期


    3.林住期
    あらゆるを経験し人生の修行として
    人格をあげる時期


    4.遊行期
    これは死に向かう時期のこと。
    昨日できていた事が出来なくなる日がくる。
    覚えたはずの事を忘れ、
    人の手を借りなければ排便も食事も
    できなくなっていく。
    つまりは赤ん坊に戻っていくということだ。


    赤ん坊はどこでウンチをしても怒られない。
    食べこぼしをしても怒られない。
    部屋を散らかしても怒られない。


    成長してそれらが可能になるが
    人生の後半は、またできなくなる時期がある。


    我々は必ずまた赤ん坊になっていくのだ。




    赤ん坊を一時的にベビーシッターへ預けて
    たまにお母さん達はランチを楽しんだり
    ショッピングをする。大切な余暇だと思う。


    ならば、
    第2回目の赤ん坊時期を迎えた老年期の家族を
    一時的に預けてもいい。まさに大切な余暇。

    彼女はひどくそれを恐れていた。
    親戚から酷い嫁だと言われることが怖かった。


    「ご褒美の時間を自分へ与えてあげることに
    罪悪感を感じる必要はなく、
    週に何度か施設に預けたらいいと思います。
    今、お姑さんは、赤ちゃんですから。
    そして、私たちもそう遠くない時に
    赤ちゃんに戻りますから。自然の摂理。」


    サラダを出してあげると
    美味しい美味しいと言って食べられました。
    そして

    「流れを受け入れていきます」
    笑顔が戻ってお帰りになった。




    今度、時間を作って私の勉強会に
    こられることになった。
    声をかけてとても良かったと思う。






    自分の思うように、
    自分の願うように事が運ばれている時は
    「運命」が私に付き合ってくれてる。


    自分の思いと逆方向に
    自分の願いと逆方向に事が運ばれるように感じる時は
    抵抗せず「運命」に付き合っておく。
    その際のルールは一つ!






    「機嫌よく」だ。






    さて、と。
    今日はどんな運命かな?


    1日をしっかり味わって生きたいと思います。


    それでは素敵な一日を。
    ……光静……

     

    テラスより更新しました。
    気持ちいい。

    おしょーにん * - * 07:30 * comments(0) * -

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