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停滞した心には誘い水を

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    瀧本です。

    今、お預かりしたご相談へ回答します。
    ・・・・・・・・・・・
    最近、仕事を頑張る気にもなれず、
    友人の誘いも断わり、
    大好きだったショッピングさえ
    出かける気がしなくなりました。
    原因は何か、と考えてみますが、
    これだという原因はわからないのです。
    このままだと鬱になってしまいそうで何とか
    手を打とうと思っているのですが。
    こういう時はどのようにすれば?
    元気な心を取り戻したいのです。
    先生ならどうされているのか知りたくて。
    (先生はそんなことにはならないと思いますが)
    ・・・・・・・・・・・・・
    幾度となく、このようなご相談内容を
    ここで取り上げてきたように思います。

    では、今回は瀧本はどうしているか、を。
    私だってモチロンありますよ。

    まず最初にお伝えしたいことは、
    まず今の状態にOKを出すこと。
    (こんな時もあるってことよ)
    と沈んだ心にOKを。

    え〜そんなぁ・・・と思わずに読んでね。

    今、そういう状態なのだから、仕方ないのです。
    少し前までは、何の手を打たなくても、
    心は軽やかでいてくれたはず。それが今は
    何の問題も起きていないのに心が重い。
    言い換えれば、何の手も打たなくても、
    心が勝手に沈み込んだ…… 。

    心はそういうものです。


    私は自分の心が沈んだように思える時は
    (あらら?なんだかおっとりしたいのね、心さん)
    と観察してあげます。


    「心」が沈んでいる、という状態と
    「私」が沈んでしまう、とは切り離しています。笑


    だからといって、
    そのまま心が力を取り戻すまでジッと待つ、
    という話をするわけではありません。
    心任せにして、心が自ら元気を取り戻してくれるまで
    待っておきましょうね、ではありません。

    肝心なのは「元気な心を取り戻す」のではなく
    ある意味、元気かどうかはどうでもよく、

    「今の心から別の心にシフトさせる」

    ことが肝心です。
    元気な心に戻らなきゃ、というように
    心の種類を決める必要はなく、
    シフトが大事です。


    シフト?それができないから相談してんだよっ!

    って思いますね。(笑)
    これには「誘い水」を使うのです。


    私の場合、心が停滞しだしたな、と感じたときは
    王道ですが読書をします。
    カテゴリーにはこだわりません。が、
    しいて言うなら
    その時の心から一番遠いカテゴリー。

    あ、ネット検索は御法度。

    検索エンジンにかけるのは、
    必ずと言っていいほど、自分の心の状態を
    文字にして打ってしまうからです。

    するとどんどん深みにはまって、
    得体のしれない高額なセミナーに
    着地してしまいがち。
    もしくは占いや根拠のない癒し系に辿り着く羽目に。

    それらを否定しているのではなく、
    沈んだ心では
    今の自分にふさわしいセミナーを
    正しく判断できない可能性が高い、ということ。

    だから私は信用できる人へ聞きます。

    なんかいい本知ってる〜?と。


    ずいぶん昔、
    薦められ読んだ世界的ミリオンセラーの
    「チーズはどこへ行った」
    懐かしいですね。
    短い本ですが、若かった私には
    かなりスキっとする気づきがありました。



    ・本を読む
    ・映画を観る
    ・まったく違う業界の人と話す。

    この3つは大事にしています。

    主に読書を採用する理由は、物として残せて
    心が動いた箇所を、何度も見直せるから。


    誰が書いたのか、などどうでもいい。
    私が読書を楽しむ最もなる理由は
    著者の人間性を味わうことや、
    内容の把握だけが目的ではなく、

    そこに書かれていることで
    心が何かを感じて動き出すことが目的。

    どの言葉で動き出すのかは予測不可能です。
    これまた楽しい!

    必ず心が何かを「感」じて「動」くのです。
    これが「感動」。

    ここでいう「感動」とは、
    読書を通してみつけた自分の新たな心です。


    こうした誘い水を使って新たな自分と出会う。
    これが最も安全で、かつ効果絶大で、健康的。


    新たな心はピュアなので
    恐怖や不安は忍び込めません。
    必要な言葉を探しにいくような読み方ではなく
    心を開いてただ読む。

    心は停滞すると、ろくな思考をしませんから
    心の窓をあけて新たな空気をいれること。
    これは人類の普遍的は共通です。
    心の換気は大切。


    お釈迦様は常に言われていました。
    =有益な言葉と出会っていなさい=
    と。

    気分転換になっていた大好きなショッピングや
    友達とのグルメさえ気が進まないのなら
    手の内を変える時です。
    新しい価値観を心が求めているのです。


    心が沈んでしまった原因捜しは後回し。

    沈んだ心で、沈んだ理由を探すのは困難です。
    気分がシフトできれば答えは勝手に浮き彫りに
    なってきますから、その時に吟味しましょう。


    あ、有益な言葉がぎっしり詰まったお勧めの
    映画があります。
    ネットフリックスで放送している「ジミー」
    あのジミー大西さんの人生ドラマです。
    大笑いできる内容なのに、涙がこぼれます。
    強烈に心を洗われますから、ノートを手元に。


    では、今夜、試してみてくださいね。
    あなたの心が「感じて動く」ことを
    お祈りしています。

    その際のルールは
    望む言葉を探しにいかないこと、ですよー。
    心は自ら必ず移り変わるのです。
    ・・・・KOUSEI・・・・






    森沢明夫氏の本はいいですよー。
    どれも。



     

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