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空き缶を集めておられた菩薩さま

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    瀧本です。


    素晴らしい方と出会った。

    間違いなく菩薩さま。



    今日、珍しく自販機で缶コーヒーを買って

    飲みながら歩き、飲み干したところで

    別の自販機の横にあった缶を捨てるゴミ箱に

    入れようと思ったその時、


    缶を足で踏みつけて平たくし、

    ゴミ袋に溜め込んでいるおじさんが目に入った。



    ゴミ箱に手を入れ、缶を取り出しては

    ガチャンガチャンとつぶしてる。


    それを自転車の荷台に山盛り積み上げている。


    私が今手にしている空き缶も、私が捨てた後に

    おそらく後で拾いあげるのだろう。



    少しためらいがあったけど、

    声をかけてみた。



    「おじさん、

    これも荷台に積まれます?もしそうなら…」



    と空き缶を差し出してみた。



    一瞬、驚かれた様子だったけど



    「あぁ。後で拾うから捨てとけ、そんなもん」


    と目をそらしながら言われた。




    えっと、じゃあ、ここに置いておきますね、

    とおじさんの自転車の後部車輪の横に

    空き缶を立てて置いた。



    おじさんは、ぶっきらぼうに

    「あぁ、すまんな」



    お礼を言ってもらったように感じ、

    いえ、とんでもないです。

    ありがとうございます、と

    会話が成り立っているのかどうかわからない

    不明な返事を、とっさに私も口にした。



    ここで会話が終わると思って、

    立ち去ろうとしたとき、おじさんが意外な行動

    に出られてビックリした。それは




    なぁ。ちょっと、あんた…




    と数歩、寄って来られたのだ。


    そして、こう言われた。






    「これから外で缶コーヒーを飲むか?」






    え?はい、多分、と私。





    「コロナでな、

    外でマスク外してコーヒー飲む人が減ったから

    前みたいに缶が集まらへんのや、最近。


    また、飲んでくれな」






    なんだか、凄く貴重な会話をしているように

    思えた。




    ひょっとしたら、怒鳴られるかも…と

    小さく覚悟をしてから聞いてみた。




    「おじさん、缶を拾うようになったのは

    いつからなんですか?その…、

    最初ってどんな気持ちだったんですか?」



    なんだと?と一瞬にらむような目線だったけど、

    それは、怒りじゃなくて

    そんなことに興味があるのか?と

    驚きの目線だったとすぐわかった。



    もう18年になるな、と

    具体的な数字を語られたことに

    更なる興味がわいた。



    どんな大きな出来事があったんですか?




    疲れたんや、色々にな。




    そこから立ち話。

    多分30分は話した。



    メモをしたくなるような言葉を

    たくさん聞いた。胸を打たれた。




    帰ってきた後、すぐに書き留めた。



    帰る最中に、違う思考が働いて

    さっきの言葉が頭の中で行方不明にならないよう

    極力、違うことを考えないように

    慎重に心を「今」に留めながら歩いて戻った。



    一番心に響いた言葉、それは





    人生で大切なものは


    一つか二つでいい。





    増えなくていい。





    増えると苦しくなるだけ。





    胸がギューってなった。




    これ以上の加筆はやめておこうと思う。

    読者の皆さまが自由に味わった頂けたら、と

    思う。




    そして、この言葉もメモった。





    大切なものだけを




    大切にしたらええ。






    今夜はゆっくり瞑想しようと思う。



    私達は「大切なもの」を持ちすぎている。


    大切だ、と勘違いして

    あれもこれも、と忙しい。


    それらは全部手放すものなのにな…。




    それでは素敵な夜を。


    …光静…




    #菩薩#シンプルな生き方#いい言葉



    おしょーにん * - * 22:05 * comments(0) * -

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